発達障害のメソッド

ADHD、アスペルガーと向き合って42年。身につけたメソッドを公開します。(「アスペルガーのメソッド」を改名しました)

樹木希林さんはアスペルガー症候群なのかもしらん。

ブログをスタートさせてから、日々、自閉症関連のニュースを探しにネットを渡り歩いているのですが、今日は、とても気になる記事を見つけたので、書いてみようと思います。

それは、素晴らしい味のある演技で観客を魅了する女優の樹木希林さんが、子どもの頃、自閉症だったとカミングアウトされたものです。

以下は、2016年4月24日の映画の舞台あいさつでの発言です。

「私は子どもの頃、自閉症で、こうやって人前でしゃべるような大人になるとは思って無かったのでなりたい大人になれたわけじゃないんです」

www.huffingtonpost.jp

と、びっくり仰天なことを仰られたのですが、ちょっと待てよ。

樹木希林さんと言えば、過去にもご自身が「全身がん」と告白してニュースになりましたよね。今回の自閉症の件も、樹木希林さん「らしい表現」として、自閉症と言われたのかもしれないと思い、ちょっと調べてみました。

すると、こんな記事を発見。

小さいころからほとんどしゃべらず、じーっと人影から他人を見ている、自閉傾向の強い子でした。当時は発達障害なんて言葉はなかったけど、近かったと思います。

futoko.publishers.fm

この記事、2014年12月15日の不登校新聞なんですが、以前からこういう風に、ご自身のことを説明されていたんですね。

そこで気になるのが、2014年は自閉傾向と言っていたのに、2016年にはどうして自閉症になったのか。

発達障害を知っていることから考えると、自閉症スペクトラムを知っていて、ご自身が自分は自閉症(アスペルガー症候群)かもしれないと思ったのか。それとも、2014年の記事のライターが「自閉症」表記はまずいので、「自閉傾向」に修正したか。それとも、子どもの頃そう診断されたのか。

樹木希林さんが生まれたのは1943年。1943年といえば、アメリカのレオ・カナーが「早期幼児自閉症」を発表した、いわば「自閉症元年」です。

ですから、幼児期に親が自閉症かと思い医者に診せたところ、「自閉傾向はあるが、自閉症ではない」と言われたのかもしれません(その可能性は限りなく低いですが・・・)。

一方で、樹木希林さんが「引きこもること」と、「自閉」を同義に捉えてしまっている可能性も否定できません。

とはいえ、樹木希林さんの波瀾万丈な人生や発言を見ていると、アスペルガー症候群の患者のそれと重なるような部分も多々あります。

可能性として高いのは、樹木希林さん自身が、アスペルガー症候群(自閉スペクトラム症)に何かしらの親近感を持っていたために「自閉症」という発言があったのかもしれません。

この記事を書きながら、ふと黒柳徹子さんの「窓際のトットちゃん」を思い出しました。小学生の頃、友だちのお母さんが、よしまるくんにそっくりだからとプレゼントしてくれました。その本は、黒柳徹子さんの幼少時代の話で、まさにアスペルガー症候群+ADHDの典型のような回顧録でした。

窓ぎわのトットちゃん 新組版 (講談社文庫)

窓ぎわのトットちゃん 新組版 (講談社文庫)

 

この本に随分と励まされたなぁ。自分のような人間はきっと遅咲きながらも大成する。そう信じることができました。まだ、大成しませんが・・・

話を戻すと、樹木希林さんの発言は、自閉スペクトラム症の子どもたちを応援するつもりのもの、計算尽くの発言だったのかもしれません。

樹木希林さんは、乳がんや網膜剥離による失明を経験されていることから、命や障害ということに対しては、人一倍理解されているはず。ですから、障害の人を馬鹿にするようなつもりは、これっぽっちもないと思います。

というわけで、今検査したら、樹木希林さんはアスペルガー症候群なのかもしれない。そんなことをふと思いました。自閉症と言うのであれば、いま自閉症の人のためにも、是非、検査をして欲しいと思う今日この頃であります。

いずれにせよ、アスペルガー症候群の人の活躍の場が大きく広がることを願う、大人のアスペルガー症候群のよしまるでした。